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12/8転勤の功罪 12/16ミクちゃんが教えてくれた 12/23昼食が危ない

12月8日

転勤の功罪

特定の部署に長く勤務し続けると、癒着が生まれやすいという。
特にその部署の責任者であると、様々な裏取引が発生してしまうかもしれない。
そこで多くの企業では責任ある立場の人間はある程度の年数で転勤させる。
おおむね3〜5年だろうか。

転勤させることによって責任者自身の不正を防止する効果は確かにある。

しかし部下の不正や人材育成の観点で見るとどうだろう?

責任者はその勤務地でできる限りの好成績をあげたい。
もし部下が不正によって見かけ上の好成績を得ていて、それがその部署全体に見かけ上の貢献をしていたら、転勤してきた責任者はそれを停止できるだろうか?
むしろ不正に目をつぶり、あまつさえその不正が露見しないように隠蔽工作に協力するかもしれない。

新入社員、あるいは若手社員が対立した場合はどうだろう?
Aはあくまでもコンプライアンス遵守の立場を説き、Bは業績を上げるためならば不正はやむを得ない(必要悪である)と考えている場合だ。
長期的にその企業に利益をもたらすのはA、しかし短期的には圧倒的にBが「貢献」している。
BはAに「俺をバカにしているだろう」とくってかかり、Aはうんざりする(実際Bを軽蔑はしているが…)。
両者の対立はのっぴきならないところまでエスカレートし、どちらかが退社するしかなくなったとき、数年後には転勤してしまう責任者はどちらを取るだろうか?

転勤させることによって不正をして当然と考える企業文化が育ってしまうかもしれない。

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12月16日

ミクちゃんが教えてくれた

初音ミクちゃんはすばらしいボーカロイドである。
ミクちゃんの歌は完璧で、その完璧さをいかに人間らしく不完全にしていくかが大変だ。

楽譜には書き込まれることのない、隠れた息継ぎ。
人間が歌っている分には聴衆がその息継ぎを意識することはない。
ところがミクちゃんは楽譜通りに完璧に歌ってしまうので、なんだか不自然に感じてしまうのだ。

よく言われることだが、日本語にも子音だけ発音する言葉が多くある。
日本人同士で会話している分には「s」で発音されても「す」と認識し、子音だけの発音だと意識することはない。
日本語を母語としない人がローマ字で表記された日本語を読むと、聞いている日本人にはおよそ日本語には聞こえないので懸命に聞き取ろうとする。
さらにミクちゃんになると完璧な「子音+母音」の発音をしてしまう。

そして、私たちは完璧なままのミクちゃんではなく、人の手によって不完全になったミクちゃんの歌声に拍手を送っているのだ。

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12月23日

昼食が危ない

もともと平日の昼食は、お弁当や給食あるいは外食がメインになる。
家族での昼食は休日に限られるのだが、家庭で調理した食事はいつまでメインであり続けられるだろう?

土曜日に雨が降り、日曜日に1週間分の洗濯に追われることとなった。
時間が惜しい。
が、出前を取ることはできない。
年内で退職する私にはお金の方も惜しいのだ。
そこで、お弁当を買ってくることにした。

主人が天丼、私がカツ丼、娘が山菜おこわとおでん、3人分の味噌汁がついて、締めて2000円弱。
同じ材料を使って私が調理した場合、いったいどのくらいでできるだろう?
光熱水費も含めれば、ほとんど変わらないのではないか。
あるいは経済的に作ろうとすると、多くの食材を入れるわけにはいかないから、栄養面での偏りも出てしまう。
私が作るメリットは「すぐに食べることが分かっているので、なるべく添加剤の少ない調味料などを選択できる」点だろう。

栄養バランスと時間。
少ない添加剤と自己満足。
私の場合、前者に軍配が上がる機会が多くなりそうだ。
たとえ完全失業者になってしまっても。

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